白珠ちかのブログ

占い師・白珠ちかのブログです。

前回の辰年にしていたこと

こんにちは。白珠ちかです。

占いをやっています。

 

2024年は辰年(甲辰)ですね。

 

前回の辰年は2012年ですが、私はそのとき何をしていたかな〜と思い出してみました。

 

2012年、私は大学の4年生でした。

 

3年生あたりから、将来の進路を決められず、まず一歩踏み出してみるようなこともできず、しだいに気持ちがしんどくなっていき、留年することになりました。

 

普通に就職なり進学なりしていれば、2012年の4月から、新天地での生活が始まっていたのですが、どこにも行けないまま1年遅れで卒業論文と格闘していました。

 

たくさんの文献を読み、仮説を立てて検証し、文章を組み立てていくことは、とても地道で繊細な作業です。

 

卒論を書くことは、私自身の能力を超えたことで、またそのときの私の心の状態ではとても余裕を持ってできることではありませんでした。

 

毎日、できない、自分がダメだからだ、と泣いていて、顔がむくんでしまい、輪郭がジャガイモのようにボコボコになっていたこともあります。

 

指導教授に時間をとってもらったこともありますが、「泣く前に1文字でも読んで書きなさい」と助言されて帰ってきました。

 

今は教授の言うことの完璧な正しさが分かりますし、当時だってもちろん分かっていましたが、どうすることもできませんでした。

 

しかし、泣きながらPCに向かっていたら、いつの間にかまとまった量の文章が書けていました。

 

その卒論で大学院に行くことはできず、もう1年留年することになるのですが、もうダメだと絶望しながら手を動かしていたらいつの間にか成果物らしきものの核ができていた……という体験をしました。

 

その体験は、現在の私の開き直りの下地を作っています。

 

今やれるようになりつつあることで、卒論の前に身につけておけばよかった……と思うことはいくつもあります。

 

脳が焼き切れそうになりながら丁寧に準備をすること、不備を見つけたら思い切って最初に戻ること、細かい点まで確実に明らかにしておくことなどです。

 

西洋占星術的に言えば「乙女座をやる」ということになるでしょうか。

(私は乙女座に太陽と火星があります)

 

2012年の自分と比べて、2024年の自分はさすがに成長しています。

 

しかし、2012年の自分を見習って自分にある程度負荷をかけて学ぶことを、もう一度はじめる年にしようと思います。

 

さすがに、顔の形が変わるほど泣くような体験は、もうやりたくありませんが……。